温室効果ガスゼロに向けた、身近なサーバ等環境対策

温室効果ガス 2050年までに実質ゼロ

2020年10月26日に行われた、菅総理の所信表明演説。
就任後初ということで注目を集めました。
新型コロナウイルスの対策、デジタル庁を設置し行政のデジタル化推進など、早急な対応が求められるものとならび、特に注目を集めたのは日本が遅れを取っている環境対策。
温暖化ガスへの具体的「2050年までに全体としてゼロにする」と表明しました。
これはEUなどが目標と定める2050年と同時期となり、当初2070年目標だったことを考えると素晴らしい表明です。しかし、その裏ではかなりの大改革となります。

■COP25

2019年12月、スペインで行われた気候変動枠組条約第25回締約国会議、いわゆるCOP25では日本が化石賞を受賞するなど、明らかに後れを取っていることが明白となった会議でした。
COP25の際、EUは温度上昇を1.5度に収めるため、2030年の削減目標を1990年比40%から50%に、2050年にはゼロにすると発表。
一方、日本は具体的な脱石炭を示せませんでした。
東日本震災以降、原子力発電の停滞により、火力発電が主軸になることや、発展途上国などに融資を行う金融機関もクローズアップされる事態となりました。
ちなみに、温室効果ガスインベントリオフィス発表の2018年度(平成30年度)の温室効果ガス排出量(速報値)によると1990年12億7,500万トン>2018年12億4,400万トンとほぼ横ばいで推移しています。

■身近な対策、ITで出来る環境対策
結論は余計な熱を出さず、消費電力を極力下げること。

結論は余計な熱を出さず、消費電力を極力下げること。

以下のようなデータがあります。
人が1年に排出するCO2は、普通に生活すると約2t-CO2/人「出典温室効果ガスインベントリオフィス日本の1990-2017年度の温室効果ガス排出量データ」と言われています。
例えばサーバを例にとりますと、某大手メーカ社の2Uラックマウントサーバが約2,247.69kg-co2/年ですので1人とサーバ1台が同等です。
この排出量、東京ドームで換算すると、約1219人かサーバ約1100台で一杯になります(1,240,000KL=2,436t-CO2)。
人の排出ガスはどうにもできませんが、サーバは下げることができる。

しかしサーバも課題は多い。

■サーバの問題

①パーツの電力増加・高熱化

ハードディスクがSATA SSDからNVMe(Non-Volatile Memory Express)などに変わることにより発熱量が増えています。メモリも高性能化し高熱化しています。
例えば、ほぼ同サイズのSATA SSDとNvMEを比較すると消費電力が約4倍となります。

ネットワークインターフェースカードは、高速化により電力が増加しています。
1Gカードと10Gカードを比較すると約4倍近く増えています。ちなみにディープラーニングで有名なGPU、ある製品は約300Wで小型サーバと同等です。

こういった発熱・電力の多いパーツを極力使わない選択も必要です。

②サーバ稼働温度

サーバは、稼働温度の限界近辺になると、ファンの回転数急上昇し、電力が増加します。
これに対して、一部国産メーカは限界温度を上げた製品を提供しています。
従来のサーバの多くは35度限界が多いのですが、某国内メーカは40度限界モデルが存在します。
例えば、一般に35度限界のサーバでは、30度近辺からFANの回転が上がり、発熱量と消費電力がアップしますが、40度限界モデルであれば35度からFANが上がるため、無駄な発熱量と消費電力が減らせることになります。
それに合わせデータセンターの温度設定も上げることが出来るなど、副次的な効果が期待できます。

でも、もっと上の温度で稼働できるサーバがあるのであればベターではないでしょうか?

■身近なITでの対策。サーバをより環境を考えたものに変えていくという選択肢。

ネットワークの仮想アプライアンスをエコに集約するAVX

Arrayが販売しているAVXは、ネットワークに特化したハイパーコンバーチドインフラ。
仮想アプラインスをAVXで複数動かし、その際ハードウエアSSLアクセラレータ、SR-IOV,DPDK、CPUピニングなどのテクノロジを駆使し、ハードウエア機器のパフォーマンスを享受できる製品です。

1UのAVX5800は、仮想アプラインス7つを稼働できる設計でありながら、消費電力は脅威の174W、稼働温度も45度までのキャパシティをもっています。
例えば某社サーバだと35度限界の稼働温度で、電力を約495W以上消費。
AVX5800と某社サーバを比較すると、

  • 放熱:
    • AVX:484 BTU/H
    • 某社サーバ: 1,908 BTU/H
  • CO2:
    • AVX: 65.98kg-co2/月、790.1kg-co2/年で CO2年間約790kg排出
    • 某社サーバ: 187.69kg-co2/月、2,247.69kg-co2/年で CO2年間約2.2t排出
  • 消費電力:
    • AVX: 174W
    • 某社サーバ: 495W(ボードやディスクによりさらに増)

AVXなら約3分の1の低消費電力、3分の1のCO2量で約60%の削減可能です。
通常のサーバでないダメなものはそのままで、まず仮想化や集約できるネットワークアプライアンスをAVXに集約し、まず低消費電力化とCO2の対策を行う。そのようなことをお考え下さい。

以上です。

興味あるユーザはAVXハードウエアをご用意しますので、是非お試しください。

The network functions platform company「Array NETWORKS」
MAIL TO: marketing-j@arraynetworks.net
担当: 対馬浩明
TEL: 044-589-8316

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